平成29年7月九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市志波平榎集落における復興委員会と、九州大学復興支援団などは連携し、櫟山見晴台づくり活動を展開しました。朝廣研究室は、その計画設計、実施を農学研究院の佐藤先生、藤原先生方と地域の支援にあたり、一つの、創造的な復興の在り方として、作品、論文としてパブリッシュしました。
私の方は、芸術工学研究の紀要に作品として、活動を紹介し、そのプロセスの記述を主とし、デザイン活動の一つの事例として位置付けました。
農学研究院の佐藤先生、藤原先生方は、アンケート調査を中心とし、MDPIのForestのOnline open journalに掲載されました。これは、農山村における被災地復興の事例研究として、今後の地球温暖化における復興の在り方として有用な視点を含みます。復興委員会を中心に、集落住民、関係団体と展開した連携を批判的に捉え、その検討・意思決定、実施プロセスに住民参加をさらに検討すべきであったという結論は、考えさせられる内容です。
本研究は、農学と芸工の連携活動としても充実しな取り組みとなりました。
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