今日は、台湾の嘉義の林務局で山村塾の小森君と話題提供を行いました。タイトルは「2019阿里山地区里山保育国際交流活動」です。ご準備いただいた皆様ありがとうございました。台北、高雄からも懐かしい方々にお会いできました。国有林や、自治体が所有する山林が多い台湾。行政区住民の自主的、継続的な活動が課題とのこと。所有形態は異なりますが、課題は日本と類似かも・・・。しかし、台湾のNPOや市民活動は大変盛んです。ものにどちらから光を当てるかで見え方は、かなり異なり、解決策はあるように感じています。明日は、阿里山地区を訪ねます。ちなみに、ポスターの左側の絵は、本催しのために、芸大の方が水彩画で描かれたそうです。台湾の素晴らしさ、底力を感じました。
今回訪れた、阿里山は標高400-600mのツォウ族の暮らす地域でした。茶山、新美、美山では、集落の案内、体験、演舞、料理など、大変、山村の観光地として展開されている様子をうかがうことができました。 地元とのディスカッションの中で、30万人/年間という観光だけでなく、より、滞在型-体験交流型のリピーターを増やす取り組みの重要性も議論されました。
さて、今回、私が戸惑ったのは、そこ、ここに、日本との共通点を感じました。また、檳榔樹植林が比較的少ないことも驚きでした。辺境の山村文化に触れる時、その歴史の経緯の詳細、一つ一つの民俗学的な検証を踏まえ、考えることの大切さを改めて感じる機会となりました。こういった、自然とバランスをとりながら生活する山村の中に、行き過ぎた近代化・都市化を考える上で、私たちが学ばなければならないことがあるようです。
台湾での新聞など掲載記事。
林務局 林務局嘉義林區管理處辦理里山保育國際交流活動,與社區及學界一起建構國土生態綠網!
農業委員会 林務局嘉義林區管理處辦理里山保育國際交流活動,與社區及學界一起建構國土生態綠網!
里山保育國際交流 與社區及學界一起建構國土生態綠網