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朝廣

西原村復興の森づくり


■2017年3月31日

当日の活動は3月31日付の熊本日日新聞に紹介されました。

さて、この「山賊焼き」の名称ですが、私が呼称した経緯を記しておきます。私が教えてもらったのは、おそらく2000年頃、福岡県新宮町の「じゃがいも村」(主催:仲野さん)です。ヒノキの枝に豚バラを巻き付けて焚き火で焼いていただいたのですが、絶品でした。油が落ち、香ばしい薫りがする肉に枝ごとかぶりつく。特に冬場の寒い時期に焚き火を囲んでするのは最高です。準備も簡単で、特に、こういう伐採活動と組み合わせるのがおススメです。

■2017年3月26日

本日は、熊本県西原村で森づくりイベントを実施しました。主催は、「ちいさいお家プロジェクト」、協力に西原村商工会議所、そして、国土緑化推進機構の緑の募金のご支援をいただきました。

今回の活動は、地域の復興、住宅の復興を、森づくりと併せ進めていこうということで、地域内外にお住いのご家族の参加いただき、ヒノキ林の伐採見学、枝おろし体験を実施しました。

ここで森づくりイベントを行うのは初めての事。ヘルメット、ノコギリを新調し、朝から準備を進めました。

小さいお家Pは、板倉づくり住宅の普及に取り組まれる安藤邦廣先生と共に、地元の藤本和想工務店の方々、杉岡製材所、九州大学芸術工学研究院などが協力し進めています。今朝は、安藤先生、藤本さん方の、本イベントにかける思いを伝える挨拶からはじめました。

本活動では、ロゴマークを制作し看板を設置ました。

さて、林内に入り伐採見学です。最初に、知足先生と共に、伐採する樹木の神事を行いました。

伐採作業は、佐賀県の佐藤林業の方々に依頼しました。確実に伐採方向を定めるため、ワイヤーとチルホールを設置し、チェーンソーとクサビを用いた伐倒作業となりました。見守る方々の眼は、興味しんしんです。伐採の瞬間は、感動をも感じることができます。

伐採後は、年輪の木肌を手で触り、ノコギリでの枝おろし作業です。子供たちは初めてのノコギリでの枝おろし。山師さんの指導を受けながら、見よう見まねで体験しました。

さて、作業後は、ヒノキの枝を用いた山賊焼きです。小刀で、先の方の皮を削り、豚バラ肉を巻き付けて、たき火で焼いて食べました。ヒノキの香りがほんのりして、適度に油が落ち、スモークされた肉を、樹と共にかじりつくのは、絶品です。この寒い時期に、たき火を囲んで行うBQQとしては、おすすめの活動です。

そして、今日は、緑地保全学研究室4年の大津花さんの卒業設計の紹介が行われました。4月から環境省のレンジャーになる大津さん。最後の最後まで、しっかり、研究室の活動をしていただきました。ご卒業、おめでとうございました。

プロジェクトの公式サイトはこちら


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