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  • 朝廣

熊本県山都町棚田復興プロジェクト 第一回 棚田再生ボランティア


■2017年3月24日 読売新聞夕刊

先日の3月11、12日のボランティア活動が新聞に掲載されました。研究室M1の黄さん。デビューです。お疲れ様でした。

■2017年3月11~12日

準備を行ってきた標記の活動を行いました。私は、所用のため12日の日帰り参加となり、研究室から初日2名、二日目1名の参加しました。

初日の活動は、棚田の復旧、夜は、公民館で懇親会を行い宿泊。二日目は、地域の定例作業である水路の土砂さらえをお手伝いする活動となりました。

あちこちに残る昨年の6月豪雨後の土砂崩れ。2月には15箇所の被災箇所を巡りましたが、いくつか農災による復旧が進められていましたが、多くは自家復旧で行われていくようです。熊本地震復興基金による「農家の自力復旧支援」(事業費40万以下を対象、半額補助)のニーズ調査も進められていますが、「手続きが大変・・・」という声も聞こえてきました。

通潤橋を渡ってくる水の導水は、わずかな傾斜で田んぼを巡っています。したがって、少しでも泥がたまると流れが滞りがちのようです。災害の影響もあり、例年にも増して、土砂が堆積している箇所があるようでした。ボランティアとこの作業を行うのは初めてのこと。全体で約20名の参加者を、各地区に数名ずつ別れ、作業を進めました。私が参加したのは小原地区、最も通潤橋に近いエリアで、水路の開始は円形分水。水路の土砂とり作業は、場所により堆積率は様々ですが、多いところは、なかなかどうして、重労働でした。参加される地元の方々の中には、70代、80代、90代の方もおられ、若手で50代。毎年、必ずしなければならない区役であり、継承されてきた作業でもあります。

さて、今回は、農地復旧の災害ボランティアとして実施しました。急遽、地元の行事とあわせこの水路作業と変更されましたが、状況を考え合わせると災害ボラの意味合いが十分あったと考えられます。振り返りの中で、地元からは「大変、助かった」というお礼の声をたくさんいただきました。農家だけでは守れない風景。この風景を街の人と守る作業を、地元の方々も感じ、考えていただく機会となりました。災害ボラから、このような共同の風景保全、農地・農業保全への流れを想定すると、催しの企画は、災害ボラ、援農ボラの線引きを明快にして、参加者の方々に告知することが大切です。

農地復旧作業は4月中旬までで、それ以降は、一般農作業との話でした。今年の秋から、農地復旧作業の再開が想定されますが、区長さん方の見込みでは、それまでに自家復旧は終わっているのでは? とのこと。私たちとしては、補助事業を用いず、さらに自家復旧もままならない世帯が有る可能性があること。それを、「お願いしたいと」申し出をされる農家さんは少ないと見込まれ、ボラによる復旧事例をつくり、ニーズ調査を1~2年にわたり行う必要があるのではとお話しました。今後も、引き続き、活動を継続しますので、皆様、よろしくお願いいたします。

■2月 募集案内

通潤橋で有名な熊本県山都町の白糸地区における、第一回、棚田再生ボランティアの募集を行います。日取りは、一泊二日の3月11日、12日です。  この地域は文化的景観に指定され、通潤橋の水で潤ってきた棚田景観ですが、昨年の地震に続く6月の豪雨で、多数の法面崩壊が生じました。多くは、国の農災、復興基金による復旧事業が行われますが、4月までに間に合わせたい、手作業で行える作業を、公的資金を使わない箇所の復旧を、これを機会に更に町の人との交流促進を図りたい、などなど、厳しい状況を一歩、打開するために行われます。

 主催は、地元の皆様方を中心とした山都町棚田復興プロジェクト、これには、ふるさと発復興会議、NPO法人山村塾、私やJST-RISTEXの支援を繋いでいます。宿泊は、公民館+寝袋・・となりますが、お時間のある方は、ぜひ、ご参加をご検討くださいませ。(なお、朝廣はUDCICのシンポがあるため、二日目のみの参加となります。)

募集要項はこちら https://www.facebook.com/events/1770330613293379/

抜粋は下記

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熊本県 山都町 棚田再生ボランティア 2017年3月11-12日 募集要項  山都町の美しい棚田は、1854年、布田保之助が村人とともに通潤橋を建設し、白糸台地に通水して以来、育まれてきました。  昔ながらの自然と調和したその仕組みは多様な生き物を育み、その価値は「通潤用水と白糸台地の棚田景観」として文化庁に重要文化的景観として選定を受けています。  しかし、今回の熊本地震およびそのあと集中豪雨災害による被害は甚大で、農家だけの力で復旧していくことは困難です。  本プロジェクトでは、公的な支援を受けることが難しいような小規模な被災農地をボランティアの方々の手作業による支援を受けることにより復旧したいと考えています。  農家とボランティアで力を合わせて、棚田景観と農村集落の復興を目指したいと思います。  皆様、ご参加をお願い申し上げます。 1、目的 ・短期的には、棚田再生。 ・長期的には、中山間地の農業を維持し、棚田の景観を守ります。 ・都市生活者と農家との交流。 2、具体的な内容 3月11日 9:30 山都町 通潤山荘のホテルロビーに集合 http://www.tsujun-sanso.jp/  熊本県上益城郡山都町長原192-1  0967-72-1161 10:00-12:00 作業説明の後、犬飼地区の棚田へ。作業。 納屋から一輪車他の作業具を取り出すところから始めます。 12:00-13:00 犬飼公民館で昼食(農家の方々に賄いをしていただいて弁当等) 13:00-16:00 作業      ・地震と豪雨により崩落した棚田の修復作業      ・棚田や用水路に流入した土砂の撤去作業      ・重機により復旧された農地の石拾い作業      ・その他、農業や農家の復興につながること 16:00-17:00 通潤山荘で温泉入浴 17:30-20:30 長野公民館で夕食&懇親会 (農家の方々とボランティアみんなで夕食を作り、歓談) その後、長野公民館と小原公民館に男女分泊 3月12日 8:00-9:30 自炊朝食。 10:00-12:00 作業 12:00-13:00 昼食(前日と同様) 13:00-16:00 作業 16:00 農地から通潤山荘に移動して解散。入浴等。 ※通潤山荘→熊本市のバス 16:31発か17:31発 熊本市の交通センター着 http://www.kuma-bus.co.jp/businfo/…/table/program/kbstap.pl… 3、経費等 1)参加費 \3,000(当日現金でお支払い下さいますようお願い申し上げます) これには4回の食事、2回の入浴、ボランティア保険を含みます。 2)持参いただきたいもの ①寝袋 ②レインウェア 上下 ③長靴 ④グリップ軍手(ゴム面がついたもの) ⑤作業着 ⑥防寒着 3月の山都町は5℃ほどまで温度が下がります。 ⑦着替え ⑧タオル ⑨飲み物 4、対象  ・中学生以上。未成年は保護者の了解を得て下さいますよう   お願い申し上げます。  ・活動上のルール、マナーにご協力いただける方。 5、主催  山都町棚田復興プロジェクト、山都町役場 共催   ※団体概要    山都町棚田復興プロジェクトは、    熊本県山都町の棚田を復興させるために    当地の農家と市民が山都町役場と協力して    設立した市民組織です。  日本各地からのボランティアの協力を得て、棚田の生産を回復させることを目指します。 6、お申し込みとお問い合わせ先  山都町棚田復興プロジェクト  〒861-3665   熊本県上益城郡山都町犬飼384   下田茶園気付   事務局 山口 智彦 ※連絡はメールでいただけますと助かります。  yamato.tanada.project@gmail.com 7、申し込み書  申し込みは、下記の各項を記載いただいて  Yamato.tanada.project@gmail.com  までメール下さいますようお願い申し上げます。 1)氏名 2)住所 3)携帯電話(当日の連絡用) 4)メールアドレス 5)所属(あれば) 6)寝袋貸し出しを希望される方はその旨 7)ご希望や質問 →折り返しご返事申し上げます。 以上

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Landscape Conservation Lab.

​Faculty of Design, Kyushu University

© 2017 by Kazuo Asahiro.

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